見学施設:「TDS 人財・技術開発センター」 (埼玉県さいたま市)
// TSD (東京電設サービス)人財・技術開発センターについて //
1987年2月に新設されて以降、変電・地中設備の保守・点検技術を中心とした、社員の技能の向上はもちろん、電力エンジニア育成の場としても、お客さまにご活用いただいております。
(TDS 人財・技術開発センター:ホームページより)
◆TDS施設見学の目的◆
電力エンジニアリングを効果的且つ体系的に学ぶ。
また、併設の「ヒヤリ・ハット体験ルーム」にて特に災害の多い項目(墜落・転倒・感電など)を、理論だけでなく、実際に機械に触れ危険をリアルに模擬体験する。
さらに、体験した内容を伝える材料として持ち帰り、「安全意識」と「現場対応力」の更なる向上を目指す事を目的とする。
千葉発約2時間のバス移動からTDSへ到着
会議室 千成食品のお弁当
// 3チームに分かれ、それぞれ見学へ //
1:ヒヤリ・ハット体感ルーム
安全は正しい意識と行動が不可欠です。「安全」への意識向上を図り危険に対する感受性を高め、「災害ゼロ」にする事を目的とし、身近に潜む「危険」をリアルに模擬体験することができました。
■転倒危険■
様々な濡れた床での危険性目立つように注意喚起を
■感電危険■
火傷など、重大災害に繋がる低圧電気短絡を模擬体験
漏電遮断機の必要性を理解
トラッキングによる火災などの危険性を体感
身近に潜む感電、漏電、短絡の危険性を模擬体験し、正しい手順・施工方法の重要性を理解しました。
■挟まれ・巻き込まれ■
手動式チェーン巻き込まれ指に見立てた割り箸は真二つに折れた 少しの油断でローラーの中に巻き込まれていく軍手。そのまま腕まで巻き込まれてしまう
■墜落・転落■
落下時に身体に受ける衝撃についてと救助が来るまでの負担が少ない姿勢を学んだ 一度衝撃を受けたハーネスは使用しない
■飛来・落下■
落下時の衝撃を体感 小さな物でも大きな衝撃になる ヘルメット着用の重要性
■その他(切れ・こすれ )■
薄銅板切創:専用手袋選定の重要性 指差し故障によるヒューマンエラーの阻止
2:トレーニングルーム
「MV(高圧)機器」
各メーカーに対応可能なキュービクルを中心とした高圧機器のトレーニングルーム。
各種体験訓練、分解組立、仮設電源の設置訓練など、実務に即した研修を行えるそうです。
各メーカーのVCBをラインナップ 電流を目視体験
「リレーシステム」
基礎演習用の装置から最新のIEDまでをラインナップした、保護継電器に関する専用トレーニングルーム。トラブルシューティング訓練などの実践的なスキルや、保護制御の高度技術が習得可能。
新旧の保護系電気比較 GE製IED 配電用変電所保護システム研修装置
3:TDS ギャラリー
入り口すぐの”TDSギャラリー”には、社会インフラ設備のグローバル・エンジニアリング企業TDSのご提供するサービスが理解し易く展示品されていました。モニターを使ってのご説明も交えていただけました。

4:研修後にご挨拶をいただき、終了となりました。
最後に、ご参加頂きました皆様と施設正面にて記念撮影!
東京電力パワーグリッド成田支社_大島支社長よりご挨拶 東京電力パワーグリッド千葉総支社_京葉エリア_濱山支社長よりご挨拶

誠にありがとうございました。また、今回ご参加できなかった皆様も、ぜひ正しい”安全意識”
と”現場対応力”のために、一度足をお運びいただけますことをお勧めいたします。
今回の学びを現場へ持ち帰り、身近に潜む危険から身を守れるように対策をとって行こうと思います。 ご参加いただいた皆様と集合写真
